直流・ベストミックス ECOMINOHOL

「エコミノール®」が目指すこと

私たちがエコミノールの開発に取り組み始めたのは、2010年のことでした。太陽光、風力、水力など複数の自然エネルギーを合成し、低コスト優先で直流電力のまま使うという発想は、交流電力が主体の日本の社会では理解されにくいものでした。
しかし、2011年に起こった東日本大震災が、エネルギーに対する世の中の意識を大きく変えました。環境に負荷をかけずに、高効率に、安定的に活用できる電気への意識とニーズが一気に加速したといっても良いかもしれません。
その時代の流れに伴い、国の研究機関や大手メーカーの直流化への取り組みが次々に始まっています。そして今、私たちがいち早く開発に取り組み、実証実験を重ねてきた直流電力システム「エコミノール」への注目度は、想像以上のものとなっています。

「エコミノール」は、複数の自然エネルギーを容易に直流合成し、低コスト順に優先的に活用できる直流電力供給システムです。そもそも太陽光発電などの自然エネルギーは直流で発電しています。「エコミノール」は、その直流を、直流のまま、もっとも低コストな自然エネルギーを優先しながら余すところ無く活用してしまおうという発想です。

原油の持つエネルギーを100としたとき、需要家(家庭や企業など電気を使うユーザー)に電気として届くエネルギーはおよそ30〜40程度と言われています。電気エネルギーへの変換ロス、変電所での変換ロス、送電ロスなどによってそうなってしまうのです。さらに、需要家に届いてからも、その電気の一部は、使用機器の中での直流への変換でロスとなり、最終的には熱になり失われてしまいます。
これら損失の要因の一つに、交流で電力を利用している日本の電力供給のあり方があります。

› 直流化への動き

しかし永く続いた交流電力供給制度は、簡単には変えられないでしょう。また電源周波数が北と南で50Hz/60Hzに分かれ日本を二分している現状は、様々な問題や無駄なコストを招いていますが、こちらも一本化の目処はたっていません。

その中で、太陽光などの自然エネルギーで発電し、その直流電気を直流のまま家庭や企業で使うことができ「自然エネルギーの地産地消」を実現できるエコミノールへの注目が高まっているのです。

› エコミノールの特徴

「事業所ではエアコンと照明が消費全体の70%を占めている」という報告があります。この電力を、太陽光発電の直流で直接利用し自賄いすることで、大きな省エネ効果とCO2削減効果が期待されます。
エコミノールを活用した様々な実証実験でも、予想を上回る効果が実証されています。

› 実証実験・共同開発

交流電気を使うことによるエネルギーの損失を回避し、自然から与えられる無償の富を最大限活用して、人々の営みによるエネルギー消費が環境を壊すことのないようにしたい、それが私たちの大きな願いです。
エコミノールは、自然エネルギーと電力消費を効率良く結ぶ架け橋となり、 来る直流社会の重要なキーデバイスとなりうるものです。エコミノールを通して、日本のエネルギーの未来に貢献して参ります。

2016年9月17日
シオン電機株式会社(1972年創業)
代表取締役 村野 實
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